こんにちはきのじーです。
前回の記事よりずいぶん日にちがたってしまいました。
もちろん、すこぶる元気ですよ。
さて、排便障害に悩まれてるお仲間の皆さん。日々大変ご愁傷様です。
同じ苦しみは味わったものでしかわからないですよね。
あ、ちなみに「直腸がんストーマ閉鎖後」という特殊なテーマ性から、どうしても”下の話題”を追求する形になります。
興味を持たない方以外は不快に感じる表現も多々あるかも知れません。
ご理解いただき、読んでいただけたら幸いです。
前回の記事はこちら↓
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現在の直腸がんの状況
真面目に定期検診を受けています。
(あたりまえですが(= ̄∇ ̄=))
前回はガンを舐めていたので思い知る結果となりましたからね。
予防と対策は絶対に大事。
くれぐれも変な陰謀論に惑わされないでください。
自然療法とか、思い込みな自己判断で癌3大療法を簡単に否定しないでください。
早期治療を逃すとあの有名人・芸能人のように悲しい結果になりますよ。
患部を温めたり、○○の水とやらを飲んだり、○○サプリや、抗がん剤はマスタードガスと一緒だから拒否、とやってるうちにドンドン進行し手遅れになります。
ここは強く言っておきます。
私も危なかったですからね。
あさはかな知識で癌は治ったと思い込んでいた当時の性格の悪い自分が浮き彫りになってる記事です。3次元CTなんかで消滅を確認してても、放っておくとしっかりと再発したという現実。↓
↑読んだ人はムカついてページを閉じちゃうかもしれません。
でも、ちゃんと神様は落とし前を付けてくれます。
このあと辛い手術がまってますから。自業自得ダネ (゚Д゚)ノ
ということでセカンドオピニオンから現在の信頼できる主治医に手術をして頂いたわけです。わずか肛門の2cmぐらうのところにできた腫瘍なので本来なら永久ストーマ。
私はそれだけは嫌だったので肛門温存手術の権威である先生にかかったという経緯です。
その主治医いわく「細胞の奥底に隠れた見えないガン」が要注意とのこと。
CTや血液検査で初見異常なくとも100%ガンがないとは言いきれない。
なので定期検診はダイジ。
少しでも転移やガン兆候が確認された初期のうちに治療することが肝心です。
定期検診は3か月~半年おきぐらい
私の場合ですが。
今のところ転移も無く、マーカーも正常です。
(マーカーはあてにならないという話はここではいったん置いといて)
来月、CT含む精密検査をして今回の検査は一旦落ち着こう。
という担当医の話です。
なによりも主治医が「転移はおそらくないと思うよ」と1年ほど前に言っていただけたのが安心材料でもあります。
普通お医者さんはそんな軽はずみなことは言いませんよね?
入院前に彼のホームページを見たところ独特な世界観を持っている医者だなぁと感じたことも手術をお願いするキッカケとなりました。
ガンになる理由として
遺伝や諸環境以外にその人が生まれた時から持っている”運命”的な、なにか医学科学では解明できないモノが存在する気がする~ウンヌン~・・・
なんてコメントが印象的でしたね( )
数千もの一般的には難しいパターンの肛門温存手術の実績がある医者の言うことです。
みょうに説得力があります。
私的には惹かれるものがありました。
なので自分の意志で信頼してついていってます。
?ガン治療は最終的判断は自己責任だと思ってます。
私も術前に患部状況によっては永久ストーマ(人工肛門)になるかもしれない。
と確認されました。
そりゃそうですよね。2cmしか余裕がなく、前病院では放射線の影響により直腸の皮膚がかなり緩くなっている状況です。
普通の治療では縫合が困難ですし、術後決壊も起こり得る。
言ってみれば博打のようなもの( ̄▽ ̄)
患者としては先生を信頼して任せるかやめるしか選択肢はありません。
結果は、直腸と周辺のあやしいリンパ部分もごっそり取り除いて無事一時ストーマ手術を終えましたが。
術後のトラブル
私の場合2点ありました。
縫合箇所が半分ほど解けている。
肛門より5cmぐらいのところに細い穴が空いている(深さ10cmぐらい)
しかし、いずれも再手術することなく一般治療による自然治癒で治りました。
そのトラブルにより通常より3か月ほど遅れて一時ストーマ閉鎖手術となりました。
現在の排便状況
結論から言うとオムツパッドは未だに離せません。
2年も経ったのにまだウンチ漏らしてるのか!?と言えばよいのか、ようやくここまで回復してきたと言えば良いのか。
それは人それぞれの感じ方だと思います。
最初の頃のただただダダ洩れ状態に比べれば格段に良くなっています。
もう少し正確に詳細を言うならオムツパッドは保険のようになってきたということ。
ついこないだまでは便意がしたら即トイレ。
しかも何十回も通い、間に合わず漏らこともしばしば。時には寝グソ まで!
(この2年間に3回ありました。。泥酔や下痢が酷いときは要注意です!)
今では、便意があってもかなり我慢できるようになりました。
健康だったころのような通常の硬さの便がトイレ数回に分けて出ます。
日に20回~通ってたトイレ回数が大幅に短縮。
1回のトイレで5回ぐらいに分けてでる。それで終了することもあれば、そのパターンで3回ぐらい通うこともある。
硬いウンチがでるときの縫合部分の痛みがほぼなくなった。
硬いウンチ排泄を繰り返したのち徐々に緩くなり下痢になって漏らして終わる。
このパターンが殆ど日常でしたが、下痢に移行することがなくなり通常の硬さの排便で終わり漏らさなくなってきました。
2日間ぐらい便秘状態で便が出ない日も増えました。
しかし、イレウス(腸閉塞)の心配、不安はほとんど感じません。
まず、間違いなく排便はします。
量は相変わらず凄いです。
何回も通ってるからといってチビチビではありません。
その都度健康だったころの1回分ぐらいがドカン々でるから驚きです。
オシッコは正常。
膀胱とか問題ありません。
性欲も正常
歳による衰えは別として一応言っときます。
男性機能、勃起不全とか無いみたい
オナラのつもりが中身出ちゃった、ということは今のところありません。
お腹痛くて、下っていてもここでオナラすると出ちゃうな・・みたいな感触の違いはわかります。
油断&過信は禁物!
こんな状況なので以前のように外出時に必ず携帯するオムツセットも今ではほとんど使うことがありません。
ただ、未だに下痢では漏らすことがありますし、いつ何時便意が襲ってくるかわからない。トイレが近くになかったらどうしよう!って不安が常に付きまとうんですよね。
寝ているときは意識がないからもっと不安だし。
なのでオムツパッドは念のためしています。
1か月単位で少しづつ々、数ミリづつ、一進一退を繰り返し良くなってきた感じ。
閉鎖後の排便障害に悩んでいるひとはとても多いと思います。
SNSでも多くの悩みを抱える仲間と出会いましたが皆大変です。
精神的にもかなり追い詰められ深刻な状況の方も少なくない。
あせってはだめです。
気を長く持つしかありません。
思い出してください。
私はストレスが重大な要因となりこの病気、ガンになったと思っています。
ストレスは我々ガン患者の敵です。
ノンビリいきましょう!
あとがき
手術前、主治医に説明されたもう一つのこと。
それは、やはり術後の排泄状態のこと。
一番、うちらには現実的に大事なことですからね。
(そうですよね?)
おそらくガンそのものや転移より優先です。
ストーマ閉鎖手術後は、
・手術前の健康的な排便状態に比べて良くて80~85%ぐらい。
状況によっては50%、もっと悪い場合もあり得る。
との話でした。
私が感じる今現在の排泄状態は健全なころと比べて70%ぐらいです。
直腸がなく、ウンチをため込むところがない。
付近の肛門括約筋もネスを入れちゃったので仕方がないです。
少しづつ、筋肉回復とウンチ袋を作り上げていくしかないですね 。
ちなみに食べることもお酒も大好きな私。
食べる量は大幅に減りましたがお酒は相変わらず飲んでいます。
食事の質は考慮・工夫は多少意識してますが気にしていたらキリがありません。
キャベツが、ニンニクが、あれが ~ ガンに良い。はまだしも、○○がガンに良くなかった!みたいな煽り記事があまりにも多すぎます(〃 ̄ω ̄)σ
タバコも吸いますヨ。
ニコチン0.1mgwを3日かけて。
やめようとする気がないわけではありません。
いっとき5年ほどやめてましたしね。
これは、もちろんおススメもしませんし言い訳もしませんヨ(;^ω^A
今のワークでは吸わないとストレスなんですよね。
(やっぱいいわけか。。)
次回はガン患者を不必要におとしめるイラナイ情報、陰謀論や自然療法などについて話したいと思います。
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