将棋に興味があるけれど、どこから始めれば良いか迷っていませんか?
この記事では、初心者でも気軽に将棋を楽しめる基本的なやり方を解説します。
駒の動きやルール、対局の目的といった基礎知識を丁寧に説明するので、初めてでも安心です。
また、勝敗にこだわらず楽しむためのコツやアドバイスも盛り込んでいます。
この記事を読むことで、将棋の楽しさに触れ、自分なりのスタイルでゲームを楽しめるようになりますよ!
この記事のポイント
- 将棋の基本ルールや駒の動きを初心者向けに分かりやすく解説。
- 初心者でも気軽に楽しめるアドバイスを紹介。
- オンラインや友達と実戦経験を積むことで、上達のコツを掴める。
- 勝ち負けにこだわらず、自分のペースで楽しむことが大切!
将棋の対局(ゲーム)の目的
・勝ち負けの判断
将棋は、相手の「王将」(おうしょう)という駒を詰める、つまり「詰み」に持ち込むことを目的としたゲームです。
この「詰み」というのは、王将が逃げられなくなり、次の一手で必ず取られる状態を指します。
初心者でも分かりやすく言えば、将棋の目的は自分の駒を使って相手の王将を追い詰め、逃げ場をなくすことです。
そのため、戦略や手順を考えることが重要です。特に、相手の動きを予測して先回りすることが勝利のカギとなります。
駒の捕獲と活用
将棋にはもう一つの独特な要素があります。
それは、相手の駒を「捕獲」して自分のものとして再利用できる点です。
相手の駒を取った場合、それを自分のターンで好きな場所に置くことができ、これがゲームの戦略性を大きく高めています。
取った駒をどこに置くかを考えることが、将棋の面白さの一つでもあります。
勝ち負けの判断
勝敗の決まり方は、相手の王将を詰んだ場合が勝ちですが、それ以外にも「投了」(とうりょう)という形でゲームが終了することがあります。
投了とは、相手が自分の敗北を認めてゲームを終える行為です。
初心者にとっては、対局の目的はただ「勝つこと」だけではなく、自分の成長を楽しみながら、相手の手を読む力を鍛えていくことも大切です。
将棋の基本ルール
2. 成るルール
3. 駒を「打つ」ルール
4. 禁じ手
将棋は、9×9の盤上で行う2人対戦のボードゲームです。
各プレイヤーは20枚の駒を持ち、それぞれの駒には特有の動き方と役割があります。
まず、基本的なルールを理解することが、初心者が将棋を楽しむための第一歩です。
1. 駒の種類と役割
将棋には、王将(おうしょう)、金将(きんしょう)、銀将(ぎんしょう)、桂馬(けいま)、香車(きょうしゃ)、飛車(ひしゃ)、角行(かくぎょう)、歩兵(ふひょう)など、8種類の駒が存在します。
それぞれの駒には動ける範囲が決まっており、その範囲内でのみ移動が可能です。
こうした駒の動きを覚えることが基本ルールの理解につながります。
2. 成るルール
将棋には「成る」という特殊なルールがあります。
これは、駒が盤上の相手陣地(敵陣の3段目以内)に入ったときに、その駒を強化する行為です。
たとえば、歩兵は「と金(ときん)」と呼ばれるより強力な駒に変わり、金将のような動きができるようになります。
この成りのルールが将棋の戦略に大きく影響します。
初心者のうちは、駒が成ることでどのように強化されるかをしっかり理解しておくことが重要です。
3. 駒を「打つ」ルール
将棋の最大の特徴の一つは、相手の駒を取った後、自分の駒として盤上に「打つ」ことができる点です。
これは他のボードゲームにはない独自のルールで、駒を再利用することで戦局が大きく変わることもあります。
しかし、駒を打つ際にも「成れない駒を成れる位置に置けない」などのルールがあるため、駒をどこに打つかの判断も将棋を楽しむポイントです。
4. 禁じ手
将棋には「禁じ手」と呼ばれる反則ルールも存在します。
たとえば、二歩(にふ)と呼ばれる、自分の同じ縦列に2枚の歩兵を置く行為は禁じ手です。
こうした禁じ手は初心者のうちに覚えておくと、ゲームをスムーズに進められます。
基本ルールをしっかり押さえておくことで、戦略性や駆け引きがより楽しくなります。
次に、駒の配置と動きについて詳しく説明します。
将棋の駒の配置と動き
2. 駒の動き
3. 特殊な動き
将棋は、ゲーム開始時にすべての駒が特定の配置で並べられます。
この配置を理解することが、スムーズにゲームを進めるための鍵です。
ここでは、将棋の駒の基本配置と、それぞれの駒の動きについて解説します。
1. 初期配置
将棋の駒は、9×9の盤の上に配置され、各プレイヤーは20枚の駒を持ちます。
盤の手前が自分の陣地で、向かい側が相手の陣地です。
駒の初期配置は、次のように決まっています:
- 1段目(自分側手前):左から順に「香車(きょうしゃ)」、「桂馬(けいま)」、「銀将(ぎんしょう)」、「金将(きんしょう)」、「王将(おうしょう)」、そして同じ順番で右側に並べます。
- 2段目:左から「飛車(ひしゃ)」が2列目に、右から「角行(かくぎょう)」が8列目に配置されます。
- 3段目:9枚の「歩兵(ふひょう)」が横一列に並びます。
初心者の方は、この配置をしっかり覚えておくと、スムーズにゲームを始められます。
2. 駒の動き
将棋では、それぞれの駒が特定のルールに従って動きます。
以下に、主要な駒の動きを説明します。
- 王将(おうしょう):前後左右、斜めに1マスずつ移動できます。これがゲームの中心駒で、これを守ることがプレイヤーの主な目的です。
- 金将(きんしょう):前後左右と斜め前に1マス動けますが、斜め後ろには動けません。防御に適した駒です。
- 銀将(ぎんしょう):斜め全方向と前に1マス動けますが、後ろには動けません。攻撃にも防御にも使える駒です。
- 桂馬(けいま):前方に「L字型」(前方2マス、左右に1マス)に跳ぶことができます。これが唯一、他の駒を飛び越えて移動できる駒です。
- 香車(きょうしゃ):前方に限り、障害物がない限り何マスでも進めます。相手の陣地に向かう攻撃型の駒です。
- 飛車(ひしゃ):縦横に何マスでも進むことができ、攻撃力が高い駒です。相手の駒を取りやすいポジションに置くことでゲームを有利に進められます。
- 角行(かくぎょう):斜めに何マスでも動ける駒です。盤面を広くカバーすることができ、攻守にわたって重要な役割を果たします。
- 歩兵(ふひょう):前に1マス進むだけの駒ですが、相手の陣地に入って「成る」と「と金(ときん)」に変わり、より強力な動きをできるようになります。
3. 特殊な動き
先ほど紹介した「成る」以外にも、駒には特殊な動きがいくつかあります。
たとえば、桂馬は他の駒を飛び越えて動けるため、相手の防御を突破するのに役立ちます。
これらの動きを理解して、駒をうまく活用することが将棋の楽しみの一つです。
将棋が初心者でも楽しめるアドバイス
2. 友達やオンラインで対戦してみる
3. 簡単な詰将棋で思考力を鍛える
4. 自分の対局を振り返る
5. 勝ち負けを気にせず、楽しむことを優先
将棋は一見難しそうに思えるかもしれませんが、基本を押さえれば誰でも楽しくプレイできるゲームです。
ここでは、初心者でも将棋を楽しむためのいくつかのアドバイスを紹介します。
気軽に始められる方法や、ゲームを楽しむためのコツを押さえておきましょう。
1. 最初は「定跡」を覚える必要はない
将棋には「定跡(じょうせき)」と呼ばれるプロも使う基本的な戦術があります。
しかし、初心者の段階では、細かい定跡を覚える必要はありません。
最初はたくさん負けることもありますが、少しずつ自分なりの戦い方を見つけることが楽しくなってきます。
2. 友達やオンラインで対戦してみる
将棋は一人で練習するよりも、実際に相手と対戦することで成長を感じやすいゲームです。
友達や家族と気軽に対戦するのはもちろん、最近ではオンラインで簡単に対戦相手を見つけることができるアプリやサイトも充実しています。
プレイを重ねることで、少しずつ上達を実感できるはずです。
3. 簡単な詰将棋で思考力を鍛える
「詰将棋(つめしょうぎ)」は、相手の王将を詰めるまでの数手を考えるパズルのようなものです。
これを解くことで、駒の動きや相手の手を読む力が養われます。
詰将棋は短時間でできるので、ちょっとした空き時間にも楽しめますし、自然と戦術が身についていきます。
4. 自分の対局を振り返る
対局後、自分のプレイを振り返ることも重要です。
なぜ負けたのか、どの手が良くなかったのかを考えることで、次に活かせるポイントが見つかります。
オンライン対戦では、自分の対局を自動的に記録してくれる機能もあるので、それを活用して、振り返りながら学んでいきましょう。
5. 勝ち負けを気にせず、楽しむことを優先
初心者のうちは、どうしても勝ち負けにこだわってしまいがちですが、将棋は勝敗以上に「楽しむこと」が大切です。
相手の手を読む楽しさや、思い通りに駒を動かせた時の達成感を大事にしてください。
初心者でも将棋を楽しむためには、無理に完璧を目指さず、自分のペースで進めることが大切です。
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