2015/10/5
久留米大学病院へ行ってきました。
結論から言うと、肛門温存手術は可能という診断結果でした。
そして、今日も様々なラッキーがありまして、たわいのないこととは言え嬉しい限りです=*^-^*=
久留米大学病院の消化器系は特に直腸ガンについて全国屈指の肛門温存手術の実績があります。
昨年定年退職になられたS教授の方針はもちろん引き継がれており、現在のA外科部長もこの手術に関してはスペシャリストであることがわかりました。(事前に調べて)
歳は私より一個上で、元々医者の家系のようです。そんなことはどうでもよいのですが、
A先生のポリシーとして 「がん細胞の増殖はデータだけでは計り知れない」 つまり人(ヒト)の治癒力など科学では所詮計り知れない、と言っています。 |
ひょっとして人間は最初から「寿命」というものがそれぞれ決まっているのかもしれない、とまで自己のホームページで仰ってます。
面白そうなお医者さんですね^^
これはアメリカに度々留学しているのですが、ガン細胞について特化した勉強のため別枠で留学した際に中途帰国し疑問に思ったことを話しています。
この部長教授先生に関してはまだまだ調べた話はあるのですが、それはこの辺にしておいて。実際の印象はどうだったのか。
妻は、とても信頼のできる先生だと直感し話を聞いても良い印象が最後まであったということなのでヒト安心。
私も説明を聞いて納得。
手術をお願いした次第です。
まず、始めて聞いた話で驚いたことがあります。
それは去年、私が受けた福岡和白病院での放射線・抗がん剤の治療について担当外科部長よりA先生の元に相談があったのです。
外科部長と、担当医師の名前もすんなり言われたのでちょっとビックリ。
そして私の腫瘍状況から放射線・抗がん剤でまず小さくする提案をされたそうな。
ネタバレが発覚しましたが。
やはり、それだけ直腸がん治療の賢威がある久留米大学病院に相談されたのでしょう。
さて、肛門温存手術が可能であると判断されたからといって勿論、肛門温存が保証されたという話ではありません。
肛門温存手術の現段階での初見
↑ そう。
あくまでこういう話です。
データを細かく判断しての説明がありました。
直腸カメラからの映像による腫瘍の状態。
CT画像からの進行度の見立て。
触診からの判断。
これらを総合的に加味判断し、現時点では肛門温存手術は可能だと。
触診では肛門から腫瘍まで4cmとのこと。
和白病院の主治医は2cmあるかないか、との判断でしたが。
ただし、
放射線の影響か今の時点では判断しかねるが腫瘍付近の組織が固くなっているので、これが手術に与える影響が考えられる。
実際に開腹し手術するまで判断できないことも多いということ。
以下のリスクは承知しておく必要がある。
▼上下は確保できるが左右のガン増殖は開いてみないとわからない。 もし肛門括約筋(筋肉)まで侵食している場合人工肛門は避けられない(全て取り除くため) それはその時の医師の判断に委ねるしかない。▼仮に肛門温存で手術が成功した場合でも。 QOL(生活の質、Quality of Life)は確実に落ちる、それも生涯ずっと。よくて90%(健康体と比較し) 個人差が生じるが悪いと80、70、60%と。 (それ以上は言いませんでしたが^^;) |
まぁ、80,90%でも60%でもいいです。
とにかくストーマを回避できれば次のステップにいけるではないか。
また、もし
「肛門温存はできませんでした」
という結果になっても腹をくくるしかない。
今回は「A先生ができないなら仕方がない。諦める。」
と言う決意で手術をお願いした経緯ですから。
結果については自己責任。自分が選んだ道。
少なくとも、肛門温存手術はできる、と現段階で言って頂いただけでも良かった。
日本中どこの病院でもまずやらない手術。
(この状況では)
その理由も淡々と説明していただきました。
また、実績が必ずしも確立されていない手術であることも強調されていました。
それは上記のQOLの問題も含め、医師がスタンダード化を無理に勧めてもいけないと思う、
というニュアンスも含むようです。
ということで今回は入院・手術前提で
・胸腹部X線
・心電図 ・呼吸機能 |
の検査をしたわけですが。
なんとセカンドオピニオン診察料金21,600円が
無くなり、本日の診察料金は3,000円で済みました(^○^)
久留米大学病院で治療をするということになり通常の保険適用内に変わったからです。
あなたもセカンドオピニオンを受ける際は十分な下調べをして自分が納得のできる治療が可能であると判断した場合、通常診断に変更でき経費も大幅に軽減できます。
担当医から元の病院へは連絡がされます。
お金の問題も大事ですから。
私の場合はかなり用意周到に調べました。
また、家族の意見もとても大事ですね。
そして、次回は肛門造影剤
(肛門内の繋ぎが確実にできるかの確認のため)
をするのが19日。
日にちが空いてしまったのはこの検査は月曜しかできないようで来週12日は休日です。
これにより、私事ですが数々の大事な用事をこなすのが可能になった。とても都合が良かったのです♪
入院期間は約1ヶ月とのことですが、日程や詳細はまだ決まっていません。
次回19日にわかるのでしょうか。
体調的にはウンチもなんとか出ていますし疼き、痛みもさほどなくといった状況。
と、いうことで今日も様々なラッキーに、皆様に感謝!
福岡和白病院の担当医O先生、紹介くださって本当にありがとう。
大変お世話になりました。
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